【第3回】リノベ工事進捗レポート ~お施主様立ち会いの様子~《工事進捗率40%》

この記事を書いた人
今泉 瀬菜(広報担当)

こんにちは!リノベ不動産仙台青葉中央店(N’s Create.)広報担当の今泉です!


このブログでは、「リノベーションに興味があるけど、工事ってどんなふうに進んでいくの?」「工事中のお部屋ってどんな感じなの?」と感じている方に向けて、リノベーションの流れや工事中の状態を、写真やインタビューを交えてわかりやすく説明しています!

 

これまで、解体前・解体後、下地工事の様子をご紹介いたしました!
そして今回は・・・お施主様との立ち合いのもと、実際に現場を見ていただきながら、設計図との整合性を確認している様子と合わせて工事進捗をご紹介します!

 

まだ「第1回(解体後の様子)」、「第2回(下地工事の様子)」をご覧になっていない方は、こちらもぜひチェックしてみてくださいね↓


【第1回】リノベ工事進捗レポート ~解体後の様子~

【第2回】リノベ工事進捗レポート ~下地工事の様子~

 

 

この記事を書いた人
仙台市太白区の賃貸アパートに住んでおり、仙台在住歴は約1年。まだ自分の家を持っていないため、リノベーションについて学びながら夢を膨らませ中!
休日は洗濯や掃除などを済ませた後に、ソファで足を伸ばしながら映画やドラマを観るのが楽しみ。(お皿を下げるとき、洗濯物を運ぶとき、車から荷物を降ろすとき。ちょっと無理してでも、一気に移動させたい人。)

 

 

 

快適な住まいの基礎がここに

 

玄関を開けると....

 

今泉
前回より床がすっきりした印象ですね。

 

設計担当者
そうですね。前回はパーティクルボードが床一面に敷かれていましたが、その上に針葉樹合板(※1)を敷いた状態まで進捗しています。

 

※1 針葉樹合板
針葉樹合板は、ヒノキやスギ、カラマツなどの針葉樹を使用して作られる合板(薄くスライスした木材を複数重ねて貼り合わせた木質材料)で、主に構造用合板として壁材、屋根材、床下地材などに使用されます。

 

解体写真

断熱材

 

パーティクルボード 施工後

針葉樹合板 施工後

 



今泉
パーティクルボードと針葉樹合板を使うのはなぜですか?それぞれの役割について、もう少し詳しく教えてください。

 

設計担当者
はい、もちろんです。まず、パーティクルボードについてですが、これは木材の端材やおがくずを接着剤で固めた板材です。主に下地材として使用され、均一な厚さと一定の強度が特長です。床のベースとして安定感のある土台を作る役割を担っており、コストを抑えられる点もメリットのひとつです。さらに、吸音性があるため、足音などの騒音を軽減する効果も期待できます。

 

 

今泉
なるほど。では、パーティクルボードの上に敷く針葉樹合板は、どのような役割を果たしているんですか?

 

設計担当者
針葉樹合板は、スギやヒノキ、マツといった針葉樹を原料として作られる合板で、軽量で加工がしやすいことが特長です。針葉樹合板は、パーティクルボードの上に敷くことで、より強固で平らな下地を作り、フローリングの仕上がりの精度を高める役割を果たします。また、強度が高く、フローリング材をしっかりと支えるため、床全体の耐久性を向上させる効果もあります。

 

 

今泉
つまり、パーティクルボードがベースとして安定した下地を作り、その上に針葉樹合板を使って、より強固で平らな土台を作っているんですね。

 

設計担当者
その通りです!このように2層の下地構造を採用することで、床全体の安定性と耐久性が向上し、長期間快適に使用できる床を実現しています。

 

 

 

 

 

 

お施主様と一緒に作る、玄関の造作ベンチ

 

そして今回は、お施主様の立ち合いのもと、設計図面と実際の寸法の確認を行いました。

玄関に設置予定の造作ベンチについては、仮の板を使い、お施主様にとって座りやすい高さを、直接座って確認していただきました。
住まい手の暮らしやすさを直接反映できる点が、リノベーションの魅力の一つだと改めて実感しました!

 

実際にベンチの高さを確認する様子

 

今泉
改めてお伺いしますが、どういった目的でお施主様に現場に立ち会っていただくのでしょうか?

営業担当者
一番の目的は、図面通りに工事が進行しているかをお施主様と一緒に確認することですね!

 

今泉
工事の進捗がわからないままというのは確かに不安ですよね...。
実際に現場に立ち会うことで、進捗状況や施工の様子を目で確認できるのは、大きな安心につながりますね!

 

営業担当者
また現場では、この時点で変更可能な内容があれば、調整も行います。たとえば、先ほどご紹介いただいた通り、玄関のベンチについては、お施主様に仮の板を使用して、座りやすい高さを確認していただきました。その際、座面の形状について「丸みを帯びたベンチにしたい」というご要望をその場でお聞きし、仮の板にイメージを描きながら調整しました。こういった作業を通じて、完成後のイメージを具体化し、お施主様がより快適な暮らしを送っていただくための空間づくりを進めています。

 

玄関に設置予定の造作ベンチ(仮)


今泉
その場で実際の形状や高さを調整できるのは、お施主様にとっても具体的なイメージが湧きやすく、完成がますます楽しみになりますね!

 

営業担当者
そうですね!現場に立ち会っていただくことで、お施主様にはよりワクワク感を感じてもらえると思います。 たとえば、立ち会い時に壁の下地や仕上げ前の空間をご覧いただくと、「ここが自分たちの住まいになる」という実感を持っていただけることが、非常に多いです。これにより、工事現場の進捗具合への不安が軽減されるだけでなく、完成をより楽しみにしていただけるようになります!

 

今泉
図面だけではわからない部分を現場で見ることで、完成後の生活動線がよりリアルにイメージできそうです
ちなみに、立ち会いの時間はどれくらいかかりますか?

 

営業担当者
立ち会いの所要時間は確認する項目や現場の状況によって異なります。一般的には1時間から2時間程度が目安です。ただし、詳細な確認が必要な場合や、お客様のご要望によってはもう少し時間がかかることもあります。立ち会いは、お客様に安心していただくための大切なプロセスですので、必要に応じて十分なお時間を確保しております。気になる点や質問があれば、ぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います!

 

 

 

室内窓の位置確認の様子

 

続いてはこちら

 

室内窓枠 高さイメージ

 

室内窓枠 高さイメージ

 

今泉
こちらの黄色いテープの位置は何でしょうか?

 

設計担当者
こちらは、室内窓の位置を確認するために黄色のマスキングテープを仮で貼っています。このテープを使って、実際にどの高さや幅に窓を設けるかを視覚的にイメージできるようにしています。

 

室内窓のデザインを共有する様子

 

今泉
室内窓なんですね!お施主様と、実際に室内窓の位置を調整されたんですか?

 

設計担当者
はい、そうです。お施主様からは「室内に光を取り込みたい」というご希望をいただいていました。図面だけでは分かりにくいことも多いので、現場でこのようにテープを使って具体的な位置や大きさを確認していただきました。室内窓は、光を取り込むだけでなく、視線の抜け感や空間の広がり感を生む重要な要素です。

たとえば、この室内窓を通じて、寝室まで光が届くような配置を工夫しました。さらに、寝室でベッドに横になった状態でも、室内窓越しに自然光を感じられるよう、高さを調整しました。これにより、朝の柔らかな光を楽しんだり、日中の明るさを取り入れたりすることができます。光が入りやすくなることで、部屋全体がより明るく、開放的な空間になりますよね。

 

今泉
現場で調整することで、より具体的にイメージを共有しながら理想に近づけるんですね。
室内窓の高さや幅、バランスが空間全体に影響するなんて驚きました!

 

設計担当者
このような細部の調整は、住まいの完成度を大きく左右します。室内窓が適切な高さや位置にあることで、光が自然と奥の部屋まで届き、昼間は照明に頼らず快適に過ごすことができます。また、窓越しに差し込む光が壁や床に反射することで、空間全体がより明るく、広く感じられる効果も期待できます。

普段は目にしない部分ですが、こうした光の演出や空間の使い方は、住まいの快適性や暮らしやすさに大きく関わっています。お施主様にも「ここがちょうどいい」と感じていただけるよう、丁寧に現場で確認しながら進めています。

 

 

 

 

たった数センチが決め手!理想のキッチンの高さを確認

続いてはこちら

 

今泉
これはなんでしょうか?!キッチンのようにも見えますが……。

 

設計担当者
正解です!こちらはキッチンの高さのイメージを確認するために、仮で木枠を設置した状態です。

 

今泉
実際に高さの確認を行うんですね!

 

設計担当者
そうなんです。キッチンは特に使い勝手が重要です。たとえば、調理中の姿勢が楽になるように、手元の高さやカウンターの位置を確認しました。

 

キッチンの高さを確認する様子

 

今泉
キッチンの高さって、どうやって決めるんですか?

 

設計担当者
キッチンの高さは、一般的に「身長÷2 + 5cm」、もしくは「肘高 − 10cm」で算出すると良いとされています。そのような基準もありますが、やはりお施主様の身長や作業スタイルに合った高さに調整することが大切ですね!

 

今泉
私の身長は165cmなので、計算してみるとキッチンの最適な高さは87.5cmですね。一般的な85cmのキッチンと比べると2.5cmも差がありますね…!
確かに、洗い物や調理をしているとき、少々前かがみになって疲れることがあります。

 

設計担当者
たった数センチの差でも、毎日の作業に影響が出ることがあります。だからこそ、お施主様と一緒に高さを確認しながら、ベストな選択ができるよう調整しています。暮らしにあった住まいをつくる、これこそリノベーションの良さですね!

 

 

また、実際にキッチンの色味や、隣接するフローリングの色のサンプルを合わせて確認する様子が印象的でした!仕上がりのイメージがしやすく、私自身もすごくワクワクしました!

 

 

 

フローリング

 

キッチンの腰壁とフローリングの相性を確認する様子

 

設計担当者
お施主様が選んだ写真に近いお気に入りのサンプルをこちらで手配し、実際のお住まいで光の入り方やフローリングとの相性を確認しました。自然光や照明で色の見え方が変わるため、この段階で細かくチェックすることで、仕上がりに納得していただけるよう工夫しています。

 

今泉
照明一つで、サンプルの色味が変わるのを実際に見て、驚きました!光の加減で同じ色でも印象が全然違うんですね。
実際の現場で光や空間の影響をリアルに感じながら確認することで、完成後の仕上がりイメージとのズレを事前に防ぐことができて安心ですね。

 

設計担当者
図面やカタログだけでは分からない部分がたくさんあります。特に、朝や夕方など時間帯による光の変化や、照明の種類によって色味がどう映るかを確認するのは重要です。また、素材感や質感も現場で見るとイメージが変わることがありますね。
お施主様自身が「ここに住みたい」と心から感じてもらえるよう、細部まで一緒に確認しながら進めていくことを大事にしています。

 

今泉
それが「納得の家づくり」に繋がるんですね。



設計担当者
はい!そして実は今回、キッチンの腰壁に外壁材を採用しているんです。

 

今泉
キッチンに外壁材ですか……!?意外な組み合わせに感じますが、どのような経緯で採用されたのでしょうか?

 

設計担当者
お施主様が理想とする完成イメージに近いものを検討する中で、今回採用した外壁材がぴったりだったんです。もちろん、もともとキッチン用の素材ではないため、耐久性や汚れのメンテナンスなど注意すべき点はありますが、そういった懸念点を十分お伝えしたうえで採用する方向になりました。デザイン性を重視されているお施主様には、見た目のインパクトや質感の独自性が決め手となったようです。

 

今泉
なるほど!注意点を踏まえつつも、理想の空間を実現する柔軟さが素敵だと思います!完成が楽しみです!

 

 

 

 

ダクト配管交換の効果

 

普段目にすることのない「ダクト配管」も新しいものに入れ替わってました!

 

入れ替えが完了したダクト配管

 

今泉
そもそもダクト配管って、どんな役割を果たしているんですか?


設計担当者
ダクト配管は、建物の中で汚れた空気を外に排出するための「空気の通り道」です。たとえば、キッチンで発生する油煙や煙、トイレの臭い、浴室の湿気などを効率よく外に逃がす役割を担っています。こうした排気が適切に行われることで、室内の空気を清潔で快適な状態に保つことができます。

 

今泉
そうなんですね。ちなみに、古いダクト配管にはどんな問題があるんですか?

 

設計担当者
長年使い続けると、内部にホコリや油汚れが溜まってしまいます。この汚れが原因で、空気の流れが悪くなり、湿気や臭いが外にしっかり排出されないことがあります。
新しいダクト配管に交換することで、ダクト配管の内部が清潔で空気の通りがスムーズになるため、湿気や臭い、煙などがしっかり外に排出されます。

 

今泉
新しいダクト配管への交換は、見えない部分での暮らしの質を大きく向上させるポイントなんですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成がもっと楽しみに!お施主様と確認する“こだわりの現場”

これまでにも立ち会い時の様子をいくつかご紹介してきましたが、最後に、紹介しきれなかった内容を少しだけ追加でご紹介します!

 

寝室でのお立ち会い写真
コンセントの高さを確認している様子です。
実際にベッドの高さや照明の大きさをシミュレーションしながら、コンセントの位置が使いやすい場所に配置されているかを確認していました♪

 


 

洗面所でのお立ち会い写真
洗面台の高さやミラーの大きさ、照明の位置を確認している様子です。
現場用の照明を仮で設置し、実際の照明高さに合わせてイメージを確認していました。

 

 

 

 

躯体現し(くたいあらわし)のイメージ確認の様子
リビングや寝室に採用した躯体現しの塗装サンプルを確認している様子です。
躯体をそのまま見せる「躯体現し」のデザインは、素材の無骨で力強い印象を生かしたモダンな仕上げが特徴です。
躯体そのままだと表面が荒々しく無機質すぎるという場合には、塗装を施してデザインを調整することも可能です!

 

 

 

 

 

今回のお施主様立ち会いの様子はいかがでしたか?

現場での立ち会い確認は、お客様の理想を形にするための大切な工程です。
設計図面や規模によって確認箇所や時間は異なりますが、こうした細やかな作業を通じて、お客様にとって快適で満足いただける住まいを実現しています。

完成までの過程を一緒に確認しながら進めることで、安心感を持っていただけるよう、これからも丁寧に取り組んでまいります!

 

実は弊社では、不定期ではありますが、工事現場の見学会も開催しています!
見学会に参加することで、実際の工事現場を見学できるだけでなく、リノベーションの進行過程や仕上がりを間近で確認できます。さらに、弊社スタッフからリノベーションのアドバイスを直接聞けるチャンスもあり、リノベーションの可能性を実感することができます♪

 

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それでは、また次回お会いしましょう!ご覧いただきありがとうございました★

この記事を書いた人
今泉 瀬菜(広報担当)

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