リノベ会社で働く私が「旧耐震」の中古マンションを選んだ理由
みなさん、こんにちは。
リノベーションコンサルタントの濱端です。
今回はみなさんが中古物件を購入される際に気になる建物の築年数に関するお話をいたします。
実際私自身、「中古リノベ物件」に住んでいるのですが、リノベ会社に勤める私が「旧耐震」の物件を選んだ理由までお伝えさせていただきます‼
まずは新耐震と旧耐震の違いから。
この記事を読んでいただいている方は「お住まい探しをされていらっしゃる方」もしくは「これから住宅を購入したいけどリノベってどうなの?と考えている方」かと思います。
そのため、「新耐震」「旧耐震」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、新耐震、旧耐震の分け方は、その物件の築年数によります。
少し注意は必要ですが、ざっくり言いますと建築年が昭和56年以降の物件と昭和55年以前の物件とで分けられます。
新耐震と旧耐震の違いで皆さんが認識されていることはおおよそこんな感じではないしょうか?
・新耐震の方が旧耐震より地震に強い。
・旧耐震の方が、なんとなく不安。
・「旧」というのがなんか古い感じがしてイヤ。
などなど
確かに物理的には新耐震の方が地震に強い設計で建築されていることになっています。
上記のようなイメージもあり、「旧耐震の建物は地震に弱いから購入するなら、新耐震の建物にしよう。」と思っている方も多いと思います。
実際私もたくさんのお客様のお話させていただく機会がございますが、「物件探しはまずは新耐震から」と考える方が非常に多いのも事実です。
しかし、前述の通り私は現在旧耐震の中古物件(昭和54年築の建物)を購入し、リノベーションした物件に住んでいます。
私は不動産業界16年、リノベの仕事は5年していますが、それでもなぜ旧耐震の物件を選択したのか?
私だけでなく、リノベーション関連の仕事をする人たちにとって、旧耐震物件のリノベは特に不自然な選択ではありません。
「プロなのになぜ旧耐震。。」と興味をお持ちのことでしょう。
これから数回に渡って、リノベ会社に勤める私が「旧耐震」の中古マンションを選んだワケを、できるだけ詳しくお伝えさせていただきます‼
次回の記事は1週間後を目安に公開させていただきます。
それでは、お楽しみに。
■ リノベ会社で働く私が「旧耐震」の中古マンションを選んだ理由シリーズ
1.『リノベ会社で働く私が「旧耐震」の中古マンションを選んだ理由』
2.『東日本大震災の時はどうだった?「旧耐震」「新耐震」の耐震性はどれほど違う?』
3.『不動産購入に関わる税金』