【まとめ】リノベ会社で働く私が「旧耐震」の中古マンションを選んだ理由
こんにちは。リノベーションコンサルタントの濱端です。
だいぶ間が空いてしまいまたが、
今回は【リノベ会社に勤める私が「旧耐震」の中古マンションを選んだワケ】の最終回をお送りいたします。
(おさらいはこちら)
・リノベ会社で働く私が「旧耐震」の中古マンションを選んだ理由
・東日本大震災の時はどうだった?「旧耐震」「新耐震」の耐震性はどれほど違う?
・不動産購入に関わる税金
・新耐震物件と旧耐震物件の税制面における優遇の違い
これまで4回にわたり、旧耐震物件について耐震性・税金・税制などの観点でお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
旧耐震という言葉から抱く印象や旧耐震物件に対してお持ちだった漠然とした不安が多少なりとも解消されたことと思います。
今回は、ついにリノベ会社に勤める私が「旧耐震」の中古マンションを選んだワケを集約してお話をいたします。
■ 耐震性について
東日本大震災を経験し、「旧耐震=地震に弱い」、「新耐震=地震に強い」と思い込んでしまうことが何よりも危険であると判断しました。
言葉の印象だけで新耐震物件だけにこだわるのではなく、物件を選ぶ時にはその物件が立つ地盤を意識することが重要と考えたため、旧耐震の物件が私の住まい候補からは外れることはありませんでした。
■ 見た目や設備の古さについて
見た目の古さについて、私はあまり気にしませんでした。
見た目を気にされる方もいらっしゃいますが、共用部の無駄に豪華な仕様などは、私にとって必要性を感じません。
気になる共用部分の管理状況、修繕状況、修繕積立金状況などは、総合的に判断すると状態の良い旧耐震物件があることがわかりました。
■ 費用面について
税金・税制面では、旧耐震物件の方が不利になることはあります。しかし、物件の販売価格の差分でカバーできる範囲であるため目をつぶる事ができました。
むしろ、立地が良く専有面積が広い物件を求めると、どうしても物件価格は高くなりがちですが、旧耐震物件の割安感は非常に魅力的でした。
資金面における購入時の負担を減らすことができるだけでなく、物件の資産価値も今後大きく下がることはほぼないため、資産運用という面でもリスクは高くなく、十分なメリットであると捉えました。
さらに、誰しもがお住まいには「居心地の良さ」を求めていると思います。わたしも同様に重要視しているため、住まいを自分好みにできるリノベーションは絶対条件です。
物件の購入費を抑えることで、リノベーションに資金を回す事ができることも旧耐震物件の大きなメリットでした。
予算の範囲内で「自分の住まい」を手に入れるのに、旧耐震物件+リノベーションが最適だという結論に至りました。
これらすべてを判断材料に検討した結果、私は旧耐震+リノベーションという選択肢を選びました。
そして、最後になりましたが加えてもう1つ、私が旧耐震リノベ物件を購入して住んでいる理由があります。
その理由は、この仕事をしていて自分で実際中古リノベして住んでみないと、ホントの生の声をお客様にお伝えできない、自信を持ってオススメできないと考えたからです。
弊社には、私の他にも中古リノベに住んでいるスタッフがおります。
スタッフとの話の中で生の声をお伝えできる機会もあるかと思いますので、ぜひお気軽にお越しください。
また、仙台では戸建リノベを希望される方も多いですが、戸建の場合は建物の状況によりリノベ費用が大きく変動するので物件ごとに担当者に確認いただければと思います。
まだまだお伝えしきれないこともたくさんありますが、皆さんの物件探しの参考としていただけたら幸いです!!