「新築、高すぎない?」と思ったら。仙台で考える中古+リノベの費用の話

この記事を書いた人
今泉 瀬菜(広報担当)

「新築は予算に合わなかった」そう感じた方へ

 

「仙台で新築マンションを検討してみたけれど、予算が全然合わなかった」

検索サイトで相場を眺めているとき、家族と住み替えの話をしているとき、あるいはモデルルームを見学した帰り道。ふと「思っていたのと違う……」「こんなに高いの?」とため息をつきたくなるような、そんな現実に直面して手が止まってしまう方が増えているようです。

それは今、仙台で住まいを探す多くの人が抱く、ごく当たり前の実感かもしれません。


宮城県の新築マンション、2025年の平均価格は約5,705万円(SUUMO調べ)
青葉区・仙台駅周辺エリアに絞り、広さも求めると6,000万円を超える物件は珍しくありません。
「立地・間取り・広さ・予算」の条件を同時に満たす物件は、もはや新築では見つけにくい状況だと感じています。

それでも、立地も広さも暮らし方も、妥協したくない——。

そんな想いから「中古マンション+リノベ」という選択肢に出会った人もいるのではないでしょうか?


リノベーションには、予算内で自分たちらしい住まいを実現できる可能性があります。
新築マンションでは手が届きにくかった広さや立地、暮らしやすさも、中古マンション+リノベという選択肢に目を向けることで、現実的に考えられるようになるケースは少なくありません。

間取りを暮らしに合わせて整えたり、内装や設備を自分たちらしく見直したりしながら、予算内で納得感のある住まいづくりを目指せるのは、リノベーションならではの魅力です。


ただ、その一方で、「結局いくらかかるのか?」と費用感がつかめず、検討が止まってしまっている方も多いかもしれません。
物件価格に加えて、リノベーション費用や諸費用まで含めて考えると、全体でどれくらい必要なのかが見えにくく、「理想はあるけれど、現実的に進められるのかわからない」と感じてしまうのも無理はありません。


中古マンション+リノベって、結局いくらかかるの?
あなたも、こんな疑問を抱いたことはありませんか。

この記事では、その疑問にお答えします。

 

 

 

 

納得して選ぶために。新築と中古リノベを比較

かつては『新築』が当たり前の選択肢でしたが、今やそのハードルはかつてないほど高くなっています。
結論から言えば、今の時代において「中古マンション+リノベーション」は、新築の代わりではなく、理想の暮らしを叶えるための有力な『第一選択肢』になり得ます。

この記事では、新築とリノベで費用感の比較を通して、「自分たちはどっちの選択が最適なのか」という大枠の感覚を整理していきます。
まずは「なんとなく気になる」を「なんとなくわかった」に変えるところから始めましょう。

 

 

 

なぜ今の仙台で、新築マンションはここまで高いのか

「なんとなく高い」という感覚には、理由があります。
それは、全国共通の要因と、仙台ならではの要因が重なっているためと考えられます。

 

■ 全国共通の要因:建材費・人件費の構造的な高騰

2021年ごろから始まったウッドショック(木材価格の急騰)以降、建設コストは高止まりしたまま推移しています。円安による輸入建材の高騰や、慢性的な職人不足による人件費の上昇も重なり、住宅価格を取り巻く環境は大きく変わりました。

これは決して一過性の波ではありません。残念ながら、「待っていれば以前の価格に戻る」という性質のものではなく、いまの価格水準がひとつのスタンダードになりつつあります。暮らしを取り巻く環境そのものが変わってしまったのだと捉える必要があります。

 

■ 仙台固有の要因:需要の底堅さと地価の継続的な上昇

仙台・札幌・福岡のような利便性の高い地方中枢都市では、周辺地域からの人口流入による「一極集中」が加速しています。仙台においても、東北全域からの人口移動に加え、名取・多賀城などの市外から「より便利な地下鉄沿線」へ住み替えるニーズが根強く、転入超過の傾向が続いています。

少子高齢化という大きな流れの中でも、空き家が増えるのは郊外や過疎地が中心です。再開発が進む仙台駅周辺・長町・泉中央などの「選ばれるエリア」の需要はむしろ高まっており、地価は継続的に上昇。さらに2025年の新築マンション発売戸数は563戸と、前年の987戸から約4割減と大幅に減少しており(不動産経済研究所調べ)、供給不足が価格をさらに押し上げている要因であると考えられます。


「思っていたよりも高い」と感じる背景には、全国共通のコスト高騰と、仙台ならではの需給バランスの崩れ——この2つの要因が重なっています。新築価格の高止まりが続く今だからこそ、新築一択ではなく、中古マンション+リノベという選択肢をともに比較することに意味があります。

 

 

 

比較の前に知っておくこと|そもそもリノベーションって何ができるの?

「リノベーションって、リフォームと何が違うの?」——
そう思っている方も多いのではないでしょうか。


リフォームが傷んだ箇所を元の状態に戻す「原状回復」を主な目的とするのに対し、リノベーションは間取りや設備を含めて住まい全体の性能・デザインを、包括的改修によってアップグレードすることを指します。ただ、一口にリノベーションといっても、その範囲は柔軟です。壁や床をすべて取り払って一から作り直す「フルリノベーション」もあれば、気になる水回りや内装だけを整える「ポイントリノベーション」もあります。


リノベーションのかたちは、人によってさまざまです。
間取りから大きく変えて理想の暮らしをつくりたい方もいれば、今の住まいの良さを活かしながら、必要な部分だけ整えたい方もいます。
大切なのは、「どの方法が正解か」ではなく、自分たちの暮らし方や価値観に合った選択肢を見つけること。
まずは、代表的な3つのパターンを見ながら、自分にはどの進め方が合いそうか考えてみましょう。

 

選択肢 内容 向いている人
選択肢① 新築 内容そのまま入居できる新築物件を購入 向いている人設備・管理体制が整った状態で暮らし始めたい人/全てが新品であることに高い価値を感じる人/最新の技術・性能を求める人/手間をかけずに早く住み始めたい人
選択肢② 中古+フルリノベーション 内容スケルトン(壁・床・天井をすべて取り払い、建物の骨組みだけの状態にすること)にして間取りから全て刷新 向いている人間取り・設備・内装を全部自分たちに合わせたい人/ライフスタイルにこだわりが強い人/資産価値と個性を両立したい人/家づくりのプロセスを楽しめる人/立地も大事にしたい人
選択肢③ 中古+ポイントリノベーション 内容キッチン・浴室など気になる箇所だけ工事 向いている人費用を抑えつつ生活の質を上げたい人/コストパフォーマンスを重視する人/将来の住み替えも視野に入れている人/立地も大事にしたい人

 

リノベーションには、間取りや内装を大きく変える方法もあれば、今ある間取りや使える部分を活かしながら、必要な箇所に絞って手を加える方法もあります。
住まい全体を自分たちらしくつくり替えられる「フルリノベーション」は、理想の暮らしを形にしやすい、大きな魅力のある選択肢です。


一方で、物件の状態や予算、理想とする暮らし方によっては、必要な部分を見極めて整える「ポイントリノベーション」も、自分らしい住まいを叶える方法のひとつです。

たとえば、「家族が集まるリビングの雰囲気はこだわりたい」「水回りは新しくしたい」など、優先順位をつけて手を加えることで、コストとのバランスを取りながら、暮らしの満足度を高めることができます。
物件価格や工事費が上がっている今、「すべてを変える」だけでなく、「必要な部分を見極めて整える」ポイントリノベーションへの関心も高まっています。

どのパターンが自分に合うかは、予算・希望・物件の状態によって変わります。まずは「こんな選択肢があるんだ」という感覚をつかんでもらえれば十分です。次の章で、それぞれの費用感を具体的に見ていきましょう。

 

 

 

3パターンの費用を整理する

「じゃあ実際、いくらかかるの?」——一番気になるところですよね。
実際に青葉区で3LDK・70㎡の物件を想定して試算してみました。

あくまで目安ですが、おおよその感覚はきっとつかめるはずです。


【試算例:青葉区・3LDK・70㎡】

パターン 内訳 合計目安
パターン①新築マンション 内訳物件価格のみ 合計目安約5,000万〜6,500万円
パターン②中古(築浅~築古)+フルリノベーション 内訳中古物件2,000万+リノベ工事1,600万〜 合計目安約3,600万円~
パターン③中古(築浅orリノベ済み)+ポイントリノベーション 内訳中古物件2,800万+リノベ工事100万〜 合計目安約2,900万~

※中古物件の価格は物件の条件によって異なります。上記の物件価格は、SUUMOの相場データをもとに算出した参考値です。
※リノベ費用は弊社の施工事例をもとに算出した平均値です。工事の内容・範囲によって変動します。

 

 

■ 新築マンション
  • ・最新の設備、仕様でそのまま入居できる
  • ・長期保証、アフターサービスが充実している
  • ・耐震性、断熱性など最新基準をクリアしている


ただ、「この金額では立地か広さか、どちらかを妥協するしかない」と感じている方も多いようです。

 

 

■ 中古+フルリノベーション
  • ・壁、床、天井をすべて解体し、構造躯体だけの状態(スケルトン)から作り直せる
  • ・間取りを自由に変更できる(壁を取り払ってLDKを広げるなど)
  • ・配管、電気配線など見えない部分まで刷新できる
  • ・キッチン、浴室、トイレ、洗面台など水回りを全面交換できる
  • ・床、壁、天井の素材や仕上げを自分たちで選べる

「理想の住まいを、予算内で一からつくりたい」という方に向いています。

 

 

■ 中古+ポイントリノベーション
  • ・キッチン、浴室、トイレなど気になる水回りだけ交換できる
  • ・床の張り替えやクロスの貼り替えで内装の印象を一新できる
  • ・建具(ドア、窓)の交換や収納の追加など部分的な改善ができる
  • ・工事範囲が限られるため、工期を短く抑えられるケースも

「全部は変えなくていい、できるだけ予算を抑えて気になるところだけ直したい」という方に向いています。

 

 

新築マンションと比較した場合、フルリノベーションやポイントリノベーションという選択肢は、約1,000万~2,000万円ものコストを抑えられる可能性を秘めています。
この「1,000万~2,000万円」という差は、決して無視できる金額ではありません。もし、住居費として支払う予定だったこの金額を、別の場所に充てられたとしたらどうでしょうか。

◎ 暮らしを豊かにする
家具やインテリアを最高級のものに新調したり、趣味の部屋をトコトン作り込む。

◎ 将来のリスクに備える
教育資金や老後資金として手元に残し、家族の安心を買う。

◎ 今の時間を楽しむ
家族旅行や習い事など、日々の体験に投資する。

無理なローンを組んで余裕のない生活を送るのではなく、賢くコストを抑えることで、住まいも、その後の人生も、どちらも欲張りに楽しむ。
そんな戦略的な選択ができるのが、リノベーションの最大の魅力です。

もちろん、この金額はあくまで目安です。物件の状態や「どこまでこだわるか」によって答えは変わります。
「自分たちの場合、いくら浮いて、どんな暮らしが実現できるのか」
——そのシミュレーションから、一緒に始めてみませんか。

 

 

 

この記事では答えきれないこと

ここまで読んで、「中古+リノベという選択肢が見えてきた」と感じていただけたなら嬉しいです。

以下の質問は、ご予算やご希望によってお一人おひとり答えが変わってきます。

 

 

■ 自分たちの予算で、どんな住まいが実現できる?

「月々いくらになるんだろう」「この予算で、どのエリアの物件を選べるんだろう」——お話を聞かせていただくことで、あなたの状況に合わせた具体的な数字をお伝えできます。

 

■ リノベで、理想の暮らしをどこまで形にできる?

「キッチンはこだわりたい」「広いリビングにしたい」——漠然としたイメージでも大丈夫です。
リノベーションでできることを一緒に整理しながら、住まい全体を見直すフルリノベーションが合うのか、気になる部分に絞って整えるポイントリノベーションが合うのか。ご希望やご予算、物件の状態に合わせて、自分たちらしい進め方を考えていきましょう。

 

 

もし「中古+リノベが良いかも」と感じていただけたなら、一度相談に来てみませんか。まだ何も決まっていなくて大丈夫です。「話を聞いてみようかな」くらいの気持ちで、ぜひ気軽に足を運んでみてください。

 

 

 

まとめ

この記事では、仙台の相場をもとに新築・フルリノベーション・ポイントリノベーションの3つのパターンで費用を比較しました。「新築は高くて手が届かない」と感じていた方も、中古+リノベーションという選択肢なら、同じエリア・同じ広さでも大幅にコストを抑えられる可能性があります。

まだ何も決まっていなくて大丈夫です。理想の暮らしを叶えるための第一歩として、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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【出典】
・SUUMO調べ|宮城県の新築マンション平均価格:約5,705万円(2025年)
・不動産経済研究所|全国新築分譲マンション市場動向(2025年)※仙台市の新築マンション発売戸数:563戸(前年比43.0%減)

 

 

この記事を書いた人
今泉 瀬菜(広報担当)

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