広瀬川を望むアトリエ

仙台市青葉区にある築49年のマンション。街中にほど近く、広瀬川を望む自然豊かで贅沢な環境が魅力の立地に、自然の美しさを感じながら、インスピレーションを刺激する特別なアトリエが完成しました。

Property Information

物件情報

仙台市青葉区にある築49年のマンション。
街中まで徒歩圏内ながら、広瀬川を望む自然豊かで贅沢な環境が魅力の立地です。

アトリエに足を踏み入れると、まず目を引くのは、淡いグリーンのリノリウム仕上げの床。
環境に優しい天然素材で作られたリノリウムは、耐久性とメンテナンス性に優れ、その柔らかな色合いが屋内にいながらも自然の中にいるような心地よさを演出します。

また、玄関や洗面スペースの鮮やかな黄色い床や、カラフルなインテリアの色彩が空間に遊び心を添え、クリエイティブで個性豊かな雰囲気を一層引き立てています。

リノベーションによって、自然の美しさを感じながら、インスピレーションが湧き上がる特別なアトリエが完成しました。

間取りプラン

Before

After

The Renovation
Story

Story

都市の利便性と豊かな自然が調和する仙台に魅力を感じ、東京から移住されたお施主様。

「いつの日かアトリエを持ちたい」という夢を抱きながらデザインの仕事に情熱を注いできたお施主様は、日々の制作活動の中で、“住む”空間と“創る”空間が混在していることに悩みを抱えていました。
その夢を実現し、より充実した制作環境を整えるために、理想のアトリエづくりを当社にご相談いただきました。

物件選びでは、窓からの眺望の良さを最優先され、日当たりの良い、広瀬川を望むことができるマンションをご購入。
仙台市中心部にもほど近く、自然を感じられる自宅とは別の場所で、中古マンション+フルリノベでの理想のアトリエ空間づくりがスタートしました。

特に印象的な床材には、お施主様が当初からイメージされていた「セージグリーン」のリノリウムを採用しました。
お施主様こだわりの色味だけではなく、創作時の塗料などを使った作業でも気兼ねなく使える実用性に加え、汚れても簡単に拭き取れるため清潔さを保ちやすい仕上がりとなっています。

天井や床に関しては、白い塗装仕上げをメインにすることで、お施主様の色鮮やかな作品が映えるような空間に。
また、窓から光が差し込むと、躯体の凹凸が露わになることで素材感が際立ち、清潔感と温かみのある質感が楽しめます。

今回お施主様の夢をひとつ叶えるお手伝いができた事をとても嬉しく思うと共に、この空間があることで今後さらに素敵な作品が生み出され、新たな未来に繋がっていく事を心より願っております!

阿部 麻畝

リノベーションコーディネーター
阿部 麻畝

Creative Your Life

弊社でリノベーションしたお施主様のリノベ後の暮らしについてお話をうかがいました。

リノベ暮らし

住まいの外に作ったのは、創作意欲を刺激する「秘密基地」

キャラクターアーティストとして活動されており、「いつかは自分のアトリエを持ちたい」と考えていたお施主様。当初は住まいと創作の場を兼ねる案もありましたが、最終的に選択したのは、自宅とは別の物件をアトリエ用にリノベーションするというものでした。
日常的な「仕事場」ではなく、より充実した創作活動を行う空間を目指して完成した「秘密基地」をご紹介します。

概要
広さ:58.58㎡
間取り:1LDK
Q.今回住宅を購入しようと検討された理由を教えてください。
もともと抱いていた「自分のアトリエを持つ」という夢を叶えるために、今回住宅を購入しました。 現在キャラクターアーティストとして活動しているのですが、かねてから「秘密基地」や「大人の遊び部屋」のような、個人の創作を行うための空間を作りたかったんです。仙台に移住してから2年ほど経ち、引っ越しを考えたときに「今がそのタイミングかな」と思いました。

今のお仕事は基本的にデジタルなのでパソコンがあればできますが、今後のアーティストとしての人生を考えたとき、自分の手を使った作品を作りたいと思ったんです。賃貸物件だと相当のスペースがなければ作業の幅が限定されてしまうし、単純に汚すわけにはいきませんから、思い切って購入するのがよいだろうと。

これからの創作活動のモチベーションにつなげるための投資をしたという感覚ですね。
Q.物件選びのポイントを教えてください。
これは最初から一貫していたポイントなのですが、最も重視していたのは「眺望」です。せっかく東京から仙台に移住してきたので、杜の都らしさを感じられるビューが欲しいなと思っていました。

それ以外の部分には、さほどこだわりませんでした。
車を持っていないので「電車で通える」程度の条件はありましたが、まずは眺望さえクリアできれば問題ないという考えです。もしも日常的に暮らす住まいを前提としていたら、また違った点を重視していただろうとは思います。

結果的に自然の景色が望める眺望で、さらにアトリエとして利用するにも申し分ない広さの物件に出合えたので、満足しています。ただ、購入の決め手として何より大きかったのは、所有者がN’s Create.のスタッフさんだったことです。住まいづくりのプロが選んだ物件なわけですから、これほど大きな安心材料はありませんよね。
Q.リノベーションを選んだ理由を教えてください。
今回はアトリエとしての用途なので、まず「汚してはいけない」という思考が働く新築物件は選択肢にはありませんでした。そもそも「普通の間取りではない個性的な部屋が欲しい」と考えていましたし、リノベマンションで暮らしている友人夫婦もいたので、リノベーションは初めから頭にありました。

もともと型にはまらない部屋に憧れがあって、昔からリノベ済み物件の情報やピンタレストなんかをよく眺めていたんです。ただ、東京だと個性的な物件が多い一方、仙台ではほとんど見つかりませんでした。だからアトリエとして自由に使えて、なおかつ個性的な部屋となると、リノベーションという選択に行き着くのは自然な流れだったと思います。

それと僕はもともと昔のマンションが好きで、現在の住まいも築30年ほどの賃貸です。東京でも築40〜50年のマンションを転々としていました。新築はたしかにきれいですが、画一的な印象がありますよね。なので、クタッとしつつもしっかりした中古マンションのほうが、個人的な好みにもアトリエという用途にもマッチしていたんです。
Q.住宅兼アトリエではなく、お住まいの外に「アトリエ」を作ることを選んだ理由を教えてください。
当初は「自宅兼事務所」のような形で、ひとつの物件でプライベートとアトリエを分ける案もありました。ただ、その方向性だとさらに広いスペースが必要になります。
N’s Create.さんにもその点をご相談し、早い段階で自宅と分ける形で落ち着きました。仮に兼用しようとしていたら、なかなか適う物件が見つからなかったと思いますね。

住まいの外にアトリエを構えることにした背景には費用的な問題もあります。もしも「暮らしの拠点」としての機能を求めていたら大幅にコストが増えてしまい、そうなると必要になる覚悟も違っていたはずです。

「人生を賭けた引っ越し」のような大事ではなく、気軽にリノベーションを楽しむ第一歩として、今回の選択はよかったと思いますね。
Q.いろいろなリノベーション会社がある中で「なぜN’s Create.」だったのでしょうか?
N’s Create.さんを知ったきっかけは、SUUMOの物件情報でした。物件自体もそうですが、掲載されている写真の撮り方が良かったんです。眺望に重きを置いていた自分にとって、窓から見える風景はマストで確認したい情報でしたから、そこがしっかり紹介されているところにまず期待感が持てました。その物件情報からN’s Create.さんのホームページにアクセスして、どんな会社さんなのか情報収集していきました。

興味を惹かれたのは、自身でリノベーションを経験されたスタッフさんのインタビュー動画でした。その動画で、スタッフさんが「理想の住まいが見つかるまで3回くらい物件を変えた」と仰っていたのが印象的だったんです。一般的に、住宅購入は一生に一度の大きな買い物というイメージがあると思います。僕も覚悟のいるものと考えていましたが、「そうではない考え方もあるのだな」という気づきを得て、お話を聞いてみたくなったのが始まりです。

その後、「中古不安解消セミナー」に参加し、詳しいご相談をさせていただきました。偶然にも動画で拝見した方が担当してくださったのですが、そこでお話しいただいたのが「無理に買わなくてもいいかもしれない」ということだったんです。今の家賃や広さを踏まえたフラットなご提案に、ものすごく誠実さを感じました。それがN’s Create.さんにお願することにした大きな決め手です。もちろん施工事例なども拝見しましたが、「こちらの要望に寄り添っていただけるか」「フィーリングが合うか」といった点を重視して選ばせていただきました。
Q.空間づくりについてお施主様がこだわった部分を教えてください。
特にこだわったのは床です。
作業で汚れてもいい素材を要望したところ、リノリウムをご提案いただきました。手入れがしやすく、フロアタイルとは違って「呼吸している」というお話を聞いて愛着も湧いたので、これを採用することにしました。サニタリールームや玄関の床も同じ素材ですが、そちらは黄色にすることで色味にバリエーションを持たせています。

色使いは強く意識したわけではありませんが、振り返ってみると意外とこだわった部分かもしれません。例えば、コンクリートの天井に溶け込むよう「ダクトレールを銀色にしてほしい」と要望したり、リビングスペースの床も明るい雰囲気で過ごせるような色を選んだりしました。
自分の中で、何となく「カラフルにしたい」という思いがあったのでしょうね。賃貸物件では出合えない配色になったと思います。

それと、全体的に「経年劣化を楽しめる家」というテーマもありました。
例えば、コンセントには黄ばみやすいプラスチック樹脂ではなく金属を使う、壁にはクロスを使わず塗装で色を付けるといった工夫をしています。これらは僕からの要望というより、大きなテーマに対して、細部をN’s Create.にご提案いただいたおかげで実現した部分です。

また、アトリエとしての機能面でこだわった部分を挙げるとすれば、まずは作品を入れる書類ケースですね。BISLEYというメーカーのアイテムに憧れていたので、これを入れることは最初から決めていました。なので設計の段階から、書類ケースが入るキャスターと板を作ってもらいました。

その書類ケースに入らない作品を入れるための収納スペースも確保しています。最初は壁にピッタリくっつける固定スペースにしようと考えていたのですが、ちょうどシングルベッドの大きさになったんです。なので、上部を寝床にするアイデアを採用して、キャスターを付けて収納スペースごと移動できるようにしました。

ほかにも、絵の道具を手入れするための洗い場を別に設けたり、リラックスしすぎないよう浴槽は設置せず、あえてシャワーだけにしたりしています。これらもアトリエならではの特徴的なポイントかなと思いますね。
Q.住み心地(使い心地)はいかがですか?
現在ここには週に2、3回のペースで通っていますが、やはり眺望が良いこともあって気持ちが良いですね。眼の前に川が流れているおかげで、日中は水面に太陽光が反射して室内がとても明るくなるんです。山に落ちていく夕日も楽しめますし、サギやタカなどの野鳥が飛び行く姿も見ていて癒やされます。

作品づくりを行うときはブラインドを開けっ放しにして、外の景色を楽しみながら作業しています。基本的にリビングスペースに設置した2つのテーブルを使い分けていて、大きい作品を作る場合はリノリウムの床を活用しています。汚れてもバーっと拭けばきれいになるのでお手入れが楽です。もし上質な無垢材なんかを使っていたら、気を使って作業ができなかっただろうと思います。

もともと東北の人間ではないので冬場はやはり寒さを感じますが、最新のエアコンを入れたほか、窓を二重サッシにするなどできる限りのことはしていただいたので、何もせずに住むよりは温かく過ごせているのではないかと思います。

それと、思いのほかダクトレールが便利で重宝しています。照明を付けるだけでなく、例えばスピーカーをぶら下げて音楽を流したり、アクションカムを取り付けて俯瞰視点で作業風景を撮影したり、プロジェクターを設置して床に投影したり、いろいろな用途で活用できています。
Q.お住まい探し&お住まいづくりでの思い出や印象に残っているエピソードはありますか?
いろいろと細かい要望をしたので面倒な顧客だったと思いますが、営業担当の方も、設計士の方も、丁寧かつ迅速に対応いただけた印象が強いです。

特にLINEグループは助かりました。質問すればすぐに答えてくれる環境を整えていただけたおかげで、大きな不安を感じることなく住まいづくりを進められたと思います。

また、アトリエが完成した後にお送りいただいたアルバムには感動しました。
自分では現場の細かい部分しか撮影していませんでしたが、皆さんとの打ち合わせ風景や引き渡し時の様子などを記録していただいたおかげで、この経験を形にすることができました。

素敵な仕事だと思うので、ぜひ今後も続けていただきたい取り組みです。
Q.リノベ前後でどのように暮らしが変化しましたか?
今は理想に近い暮らしができていると思います。自宅とアトリエの2拠点で過ごすようになったことで、単に移動するだけでも生活にリズムが出るようになりました。それぞれで違う景色を楽しめるのも良いなと思っています。

住まいとして利用している賃貸マンションに置いていた物もだいぶ減りましたから、そちらでの生活がしやすくなったのも大きな変化ですね。反対に、こちらのアトリエではまだ食事を取ったりする準備ができていないので、今後環境を整えていきたいです。

物理的な面だけでなく、心境的な変化もありました。僕自身もともとリノベに興味がありましたし、将来住まいを購入する際の選択肢としても前向きに考えていましたが、今回実際に経験できたおかげで、「またリノベをしたい」という気持ちが強くなりました。 未だに物件情報を眺めているのですが、今は自然と「住居としてリノベーションするなら」という視点でチェックするようになりましたね。

それと、新たな気づきもありました。実はこの物件は「宅配ボックスがない」という点を妥協して購入したのですが、わざわざ玄関まで置き配してくれるので、むしろ便利になりました。
セキュリティ的な不安はややありましたが、治安が良いエリアであることは下調べでわかっていたので、今はさほど心配していません。
Q.リノベーションを検討中の方にメッセージやアドバイスをお願いします。
中古マンションの購入に不安を抱かれる方も多いと思います。
特に仙台にお住まいなら耐震基準は気にされるポイントだと思いますし、自分もいろいろと調べました。

東日本大震災は当然知っていたのですが、実はその前にも大きな地震があったことは知らなかったんです。あくまで個人的な意見ですが、僕の場合は「2回も大きい地震を経験しているのに問題なかったマンションなら大丈夫だろう」と思えました。

旧耐震に対して不安を煽る情報もありますが、どの耐震基準で作られているかとか、築年数がどうなのかとか、そうした事実は変わらないので、結局は自分が納得するまで情報を収集して、不安を解消するほかないのだと思います。そのためには、やはり実際に足を運んで、ご自身の目で物件を見てみるのがよいのではないでしょうか。

もちろん、できれば新耐震基準で作られた物件であるに越したことはありませんが、その数百万円をリノベーションにかけられるなら、そのほうが良いなと僕は思えました。昔ながらの物件に魅力を感じたり、画一的な間取りに満足できなかったりする方には、リノベーションは良い選択肢だと思います。
Q.今後のアトリエの活用方法について教えてください。
今のところは仕事に費やす時間のほうが多いのですが、今後は個人の創作活動も増やしていきたいと考えています。個人の作業部屋にとどまらず、 ゆくゆくはこのアトリエで共同制作をしたり、子ども向けの絵画教室を開いたりするのもおもしろいかなと思っています。スペースは広く取りましたし、ダクトレールから電源も取れるので、フレキシブルに変化できる空間を活かした使い方を模索していきたいですね。

それと、これは漠然とした想像ですが、仮に仙台を離れることになった場合のことも考えてはいます。例えば、他の地域に移り住んだときは、ここが仙台の住まい兼作業スペースになる可能性もゼロではないと思います。あるいは、ここを賃貸に出して別の物件を購入するかもしれません。そのために、アトリエとしては不要な洗濯機置き場やテレビのアンテナも一応残しています。

とはいえ、当面は個人のアトリエとして活用していくつもりです。せっかく手に入れた「秘密基地」ですから、存分に創作活動を楽しみたいと思います。

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