リノベ向き物件の探し方②
こんにちは、濱端です。
前回はリノベ向き物件の探し方の前に、リフォーム済み物件ばかりが市場に出てくる仕組みを紹介しました。
前回の記事 『リノベ向き物件の探し方①』
前回の内容をおさらいすると、「リフォーム済みの物件」よりも「未改装で比較的リーズナブルに販売されている物件」の方がリノベ向き物件であるものの、そういった物件はとても出てきづらいマーケットの仕組みになっているという点までお伝えしていました。
とは言っても当社でリノベーションしたお客さまは、上手にリノベ向き物件を探されています。もしくは当社にてご紹介させていただき、リノベ向き物件に出会えています!!
それではこれまでの数多くの事例から、リノベ向き物件の探し方をご説明いたします。
不動産を探す際は、SUUMOやHOME'S、at homeなどの物件紹介サイトで自分の要望にあった物件を探している方が多いのではないでしょうか?
この場合ですと、毎日愚直に物件紹介サイトをくまなくチェックして、新着物件を見逃さないようにする事でリノベ向き物件を見つけ出す確率を高めることができます。
しかし、この方法は根気が必要で、物件に求める条件によっては長期的に取り組む必要もあり、思った以上に大変です。実際当社にいらっしゃるお客さまでも「物件紹介サイトを見すぎて疲れました。。物件探しはまた時期をみて再開したいと思います。」という方もいらっしゃいます。
もちろんこれも有効な方法のひとつではあるため、これが自分にあっているという方はこの方法で物件を探していきましょう。
これだけだと今回わたしがコラムを書いている意味がなさそうなので他の方法もお伝えしたいと思います。
■物件紹介サイトに掲載される前に紹介してもらう
わたしがおすすめする物件探しの方法は、「信頼できる不動産業者を見つけ出し、関係性を築いておく」です。リノベーションを前提に物件探しをしている場合は、当社のように物件探しから、リノベーションまでをワンストップでサービス提供している不動産業者と仲良くなっておくことがリノベ向き物件を探す最善の策かもしれません。
実は、物件紹介サイトに新しく物件情報を登録するのは手間がかかります。そのため、物件紹介サイトに登録する前に既にコンタクトのあるお客様に物件をご紹介して、成約したいというのが不動産業者さんのホンネです。。(実はわたしもその1人です。笑)
そして、不動産業者の担当者さんも人間です。より仲が良くコンタクトのとれている方に物件を紹介したくなります。そのため、不動産業者さんと親密になればなるほど、物件を紹介してくれる確率は格段と上がるのです。
この時に重要なのは、事前に物件に求める条件を整理しておき、絶対に譲れないポイントや各条件の優先度などの具体的な情報を不動産業者にお伝えしておくことです。
自分たちだけで探すよりも、理想の物件に出会う可能性が高まります。
当社の施工事例ですと、以下のケースがこれに当たります。
こちらの事例の方々は、実際当社で物件を売り出す前に物件をご紹介させていただき、物件購入+リノベーションまでしていただいたお客さまです。
なお、このような場合では、住宅ローンが問題なく取り組める方が優先になるケースが多いです。
そのため、かたくなに「住宅ローンの事前審査は購入したい物件が決まってから」という方がいらっしゃいますが、購入物件が決まらない段階でも事前審査は行っておくことで、物件を紹介してもらえる可能性が高まるため、あらかじめ事前審査をしておくことをおすすめいたします。
■気になる物件の価格を交渉してみる
物件紹介サイトを見ていて「もう少し安くなったら……」という物件はありませんか?
もし、あるようでしたら遠慮なく価格交渉してみてください。交渉するだけはタダですので。
また、物件内覧時に売主さんに「物件欲しいアピール」することも大事です。
価格交渉した際、売主さんが「あの購入希望者さんだったら多少安くしても良いかな」という心情になることもありますので。
ただ、価格交渉するにしても常識の範囲内でお願いします。。
そういった意味でも、いつでも不動産業者さんに相談できる関係づくりをしておくことが大事と言えるかもしれません。物件紹介サイトに載っている情報だけを鵜呑みにしてしまうのではなく、価格交渉によって自分の予算にできるだけ近づけて購入することも場合によっては可能なのです。
■物件探しで注意すべき点
01.いわゆるワケあり物件
この「ワケ」もいろいろな「ワケ」がありますが、例えば皆さんが思い浮かべる事件事故などの物件。やはりこれは極端に価格が低く出てきます。ほかの物件と比較して極端に価格が低い場合は、注意が必要です。
「価格が安ければ気にしない」という方もいらっしゃいますが、わたしはイヤです。。
さらには、わたしの場合はマンションであれば、専有部(お部屋内)の事件事故はイヤですが、共用部での事件事故はある程度仕方のないことだと考えています。このように自分と家族は「どこまで許せるか」という線引きをあらかじめ考えておくと良いでしょう。
また、その他の「ワケ」については住宅ローンの返済に困っている物件、夫婦の離婚を機に物売却しなければならない物件、などなど存在しますが、価格重視、ある程度まで許容できるという方は、選択の幅が広がりますので、ぜひこのようなケースも念頭に物件探しを行いましょう。
※格安物件の中には、そもそも不動産業者さんが物件の査定価格を間違えて割安価格で売り出してしまった物件も、実は存在します。これは本当にマレですが、実際あります。。
このケースの物件を見つけられたらホント幸運でしょう。
02.管理費修繕積立金が割高で価格が安い物件
こういった物件は、物件紹介サイトを見ているとたまに発見できます。
「なんかこの物件妙に安いなー」と思って詳細を見てみると、管理費修繕積立金で40,000円をオーバーする物件。。
管理費修繕費の支払いだけで安いアパートが借りられます。。物件そのものの価格だけにとらわれず、月々のお支払い額に目を向けた物件探しが必要になります。
このような物件はやはり販売価格を抑えるしか売却できません。
■まとめ
物件探しについて、私なりにいろいろとお伝えしてまいりましたが、やはりリノベ向き物件を購入できる可能性が高いのは、当社が売り出しする前の物件でご自身の条件に合う物件に巡り会うことではないでしょうか。
ちょっと当社の宣伝のようになりましたが、実際これでリノベ向き物件に巡り合っているお客さまも多数いらっしゃいますので、リノベーションを前提に中古物件をお探しの方やお困りの方は、ぜひお声がけください。