旦那様：
結婚を期に住まい探しを始めました。当時、物件を探すにあたって優先していた条件は立地です。僕たちの生活スタイルだと地下鉄沿線の駅近じゃないと厳しかったので、マンションという選択になりました。もちろん戸建ても検討しましたが、費用面で折り合いがつかなかったんですよね。

奥様：
私も車を運転しないので、駅近は絶対に外せないポイントでした。物件を探し始めた当時は、住みたい駅のまわりに新築マンションが建つ予定もなかったので、必然的に中古マンションを探すことになりましたね。

奥様：
築年数が浅いきれいなマンションもいくつか見ましたが、キッチンが備え付けだったりして、あまりワクワクしなかったんです。だったら、自分たちの好きなようにしたいねと。Instagramでリノベーション物件の画像を見ていたのもあって、もともと興味はありました。

旦那様：
N’s Create.のスタッフさんがやっていらしたインスタライブも、リノベーションを選ぶきっかけになったかもしれません。リノベをされる方がどんなことに悩んでいるだとか、どういうことを考えているだとか、「なるほどな」と思える内容だったんですよね。僕たちが不安に思っていることや、聞くまで知らなったこと、気になることをお話しされていたので、リノベーションを知る入門編としてありがたかったです。

旦那様：
リノベーションをしたいなと思い始めてから、いろいろとネットで検索したのですが、なかなか自分たちのアンテナに引っかかるような会社さんに出会えませんでした。
そんな中で見つけたのがN’s Create.さんです。事例が自分たちの好みに合っていて「いいな」と思ったのですが、まずリノベーションがどんなものか知りたくて、別の会社さんに相談しに行ってみたんです。ただ、そこはパッケージというか、仕様のようなものが決まっていて、それを組み合わせてリノベーションしていくようなスタイルでした。だから、僕たちの求める自由な家づくりとは違っていたんですよね。

奥様：
N’s Create.さんのWebサイトに掲載されている事例には私たちの好きなテイストが多かったですし、実際にお話を聞いてみても、こちらの意思を尊重してくださる感じがしたんです。「私たちの理想に近いお家を作ってくれそう」という期待感が持てたことは、N’s Create.さんにお願いする決め手になりました。

旦那様：
メインはスペースを広く取ったキッチンですね。それと、もともと段差があった空間をフラットにしてもらいました。
スイッチやコンセントをアメリカンにしたのも、こだわったポイントです。ほかにも床材にエイジングタイガを使ったり、天井に板を張ったり、洗面台をシームレスにしたり……挙げればキリがありません（笑）。

もちろん、こうしたポイントすべてを要望したわけではなくて、設計士の方や大工さんにもご提案いただいたりもしました。素人では気付けないというか、気が回らない部分はありますから。壁紙なんかは特に悩んで、設計士さんに意見をいただきながらいくつかの案に絞って、最終的には設計士さんと妻と3人で多数決を取って決めました（笑）。
痒い所に手が届くようなご提案が多く、すごくありがたかったですね。

奥様：
玄関を入ってすぐのところにフリースペースのような空間があるのですが、扉を閉めるとお部屋になるんです。将来的に子どもができたら部屋として使えるし、子育てが終わったら戻せる──そういうライフスタイルの変化に合わせて、フレキシブルな使い方ができるというのも、こだわった部分かなと思います。

奥様：
最高です。先ほど主人も言いましたけれど、こだわっただけあって、やっぱりキッチンがとてもいい感じです。キッチンまわりは私たちの要望が多かったので、当初考えていた予算より費用が増えてしまって、正直しばらく悩みました。ただ、実際住んで使ってみると、本当にこだわってよかったなと思います。

ちなみに、玄関もお気に入りです。土間の部分をあえて真っ直ぐにせず、角度をつけることで、狭いスペースを最大限に広く活用できるようにしてもらいました。玄関の壁に木板を入れてもらったのも、かっこよくて好きですね。

旦那様：
申し分ないです。強いて挙げるとすれば、将来的に子どもができたときのことを考えると、収納スペースに若干の心許なさはあるかもしれません。ただ現状は足りていますし、荷物を整理したり、家具を追加したりすれば問題ないと思いますね。

旦那様：
Instagramとか、ネットとか、何でもいろいろなものを見て、自分の中のイメージを具体化していくとよいと思います。自分の好きなものやこだわりたいポイントを軸にして家づくりは進んでいくので、その軸を定めるためにも、自分自身でいろいろと知っていたほうがスムーズに進むと思います。それと、実際にリノベーション済みの物件を見るのもおすすめです。「ここ、いいなあ」という気付きがあって、それを自分たちの家づくりに取り入れられますからね。

奥様：
「住めればどこでも構わない」という方はそんなにリノベーションには向いていないと思いますが、「住む空間を大事にしたい」という方は、ぜひリノベーションを検討してもらいたいですね。考えなければならないことや決めなければならないことが多いので大変な面もありますが、それがまた楽しいんですよと、お伝えしたいですね。