暮らしとともに育つ海外風リノベ

仙台市青葉区にある築44年のマンション。最寄り駅から徒歩5分の便利な立地と、南向きバルコニーから広がる開放的な眺望が魅力の空間に、海外生活を思わせるアパルトマン風デザインの住まいが完成しました。

Property Information

物件情報

仙台市青葉区にある築44年のマンション。
最寄り駅から徒歩5分という便利な立地にあり、南向きバルコニーからは開放的な眺望が広がり、心地よい陽光と風が住まいを包み込みます。

住戸の中央に設けた玄関は、LDKを中心としたパブリックゾーンと、ベッドルームやワークスペースなどのプライベートゾーンとを分け、暮らしにメリハリをもたらすスイッチとなっています。
玄関先には大容量のウォークインクローゼットがあり、アウターやバッグの出し入れもスムーズです。

内装はアメリカでの海外生活を思わせるアパルトマン風に仕上げ、LDKには打ちっぱなしコンクリートの天井・梁がラフなアクセントをプラス。ウォールナット調フローリングとタイル、ステンレスの質感が調和する上質な空間です。
一方ベッドルーム・ワークスペースにはダークトーンの壁と間接照明を配し、シックで落ち着いた安らぎの空間に。

リノベーションによって、好きな素材に囲まれて心からリラックスできるお住まいが完成しました。

間取りプラン

Before

After

The Renovation
Story

Design

長く過ごすおうち時間の中で、趣味や仕事、くつろぎの時間など、それぞれの時間が気持ちよく切り替わるよう、空間構成と内装の細部にまでこだわりました。

設計の中で意識した主なポイントは、以下の4点です。

1|「ON」と「OFF」を切り替えられる平面計画
玄関を住戸の中心に置いた間取りを活かし、左右でパブリックゾーンとプライベートゾーンを明確に分けることで、空間に自然なメリハリをつけています。
プライベートゾーンにはワークスペースと寝室を配置し、集中と休息の両方を心地よく叶える場所に。
玄関は、パブリックとプライベートをつなぐ“スイッチ”のような役割を担い、仕事モードからくつろぎモードへと気持ちを切り替えるきっかけにもなります。
また、玄関から直接アクセスできる大容量のウォークインクローゼットも設けており、外出時の身支度もスムーズに行えます。

2|LDKの中心に、お気に入りのステンレスキッチンを
この住まいでは、お施主様のお気に入りであるステンレスキッチンをLDKの主役として配置。盛り付けや配膳がしやすい場所に設け、見せる収納としても機能するよう設計しました。白を基調に、空色タイルと濃いフローリングをアクセントに加えることで、素材のコントラストと質感を楽しめる空間に仕上げています。
暮らしの中心に「好きなもの」があると、それだけで気持ちが豊かになります。

3|アパルトマン風の趣を取り入れた空間デザイン
以前お住まいだったアメリカでの生活を思い出させるような、どこか懐かしく趣のある内装を意識しました。
ウォールナット系の濃いブラウンのフローリングで空間全体に落ち着きを持たせつつ、天井や梁は駆体を現しにしてコンクリートの素材感を演出。タイルやステンレスなど異素材の組み合わせで、味わいのあるアパルトマンスタイルに仕上げています。

4|集中とくつろぎ、どちらも叶えるプライベートゾーン
寝室とワークスペースを兼ねたプライベートゾーンは、お施主様の「好きな色」をベースに構成。
ワークスペースには程よい広さと自然光を取り入れ、集中力が高まるよう配慮しました。ベッドまわりには間接照明を配して、くつろぎの時間も大切にできるよう計画。暮らしの中に“好き”が自然と溶け込む、そんな空間を目指しました。

自分らしく、心地よく過ごせる毎日が、この住まいの中で穏やかに続いていきますように。
そんな日々のそばに、この住まいがそっと寄り添っていけたら、嬉しく思います。

Creative Your Life

弊社でリノベーションしたお施主様のリノベ後の暮らしについてお話をうかがいました。

リノベ暮らし

彩りを重ねて育てる、自分らしい住まい

お仕事の都合で各地を東奔西走されていたお施主様。定年まで働ける目処がついた仙台の地で「自分が好きに暮らせる住まいを」と、中古マンションのリノベーションを決意されました。
リノベーションでご自身が思い描く住まいを実現されたあとも、気に入ったアイテムを少しずつ集め、日々彩りを加えていくことに楽しさを感じておられるようです。今回は、そんな「リノベーション後も楽しみが続く住まい」をご紹介します。

広さ:59.76㎡
間取り:1LDK+WIC
Q.今回住宅を購入しようと検討された理由を教えてください。
仕事柄転勤が多かったのですが、仙台に来て定年まで働けるポジションにつけたこともあり、「買ってもいいかな」と考えるようになりました。

独り身なので「賃貸でも」という思いもありましたが、年齢を重ねてからだと借りられなくなる不安もありましたし、「今後も月々の家賃を払い続けるなら、自分が好きに暮らせる住まいを」と購入を決意しました。

不動産屋さんの友人からもらった「駅のそばなら貸すこともできるよ」というアドバイスも住宅購入を後押ししましたね。
Q.物件探しでこだわったポイントはありますか?
仙台に越してきて初めての賃貸の更新のタイミングあたりから、少しずつ物件は探し始めていました。そんなとき、このマンションの別フロアでN’s Create.さんがリノベーションのモデルルームの見学会を開催していたんです。実際に伺ってみて、このマンションからの風景がとても気に入りました。

他の物件もいろいろ見ましたが、どうしてもこの物件から見える外の景色がよくて、空きが出るまで待つことにしました。以前に住んでいた賃貸マンション も目の前に建物がなく、そうした開放的な眺望が気に入っていたので、そうした物件を探していたんです。

N’s Create.さんには物件探しからお手伝いいただきましたが、「このマンションがいいです」とリノベーションコーディネーターさんにお伝えして、最終的に理想の物件を手に入れることができました。
Q.リノベーション住宅を選択した理由を教えてください。
実は新築マンションの購入も検討していたんです。立地を変えれば同じくらいの金額で購入できる物件もありましたが、新しいマンションはみんな同じ形でおもしろいくないと思ったんですよね。今後住まいづくりをすることはないだろうし、相続する予定もありませんから、今あるものを再利用したほうがいいのかなという思いで、リノベーションを選択しました。何より、自分の好きなように暮らせますからね。

もちろん、築年数に対する不安はありました。ただ、知り合いの建築家で、震災の研究をされている方がいるのですが、「イタリアなんかだと100年は住んでいるから、地盤がしっかりしていれば大丈夫」と言われ、ある程度安心できたこともあり、中古マンションを購入することにしました。
Q.いろいろなリノベーション会社がある中で「なぜN’s Create.」だったのでしょうか?
正直にお話すると、当時は忙しくてリノベーション会社さんを比較している余裕がなかったのですが、やはり実際にモデルルームを拝見したのは大きかったと思います。その後、N’s Create.さんのHPを見て「ここでいいかな」と思いました。

実際にお話ししてフィーリングが合わなかったら別の会社さんを探そうと思っていましたが、担当してくださったリノベーションデザイナーさんが本当に良い方だったので、「安心して相談できそうだな」と思えました。

これはN’s Create.さんにお願いすることに決めたあとの話ではありますが、アイテムひとつを選ぶのにも親身になっていただきました。例えば、リビングダイニングのライトに使用しているランプシェード 、もともと気に入っていたもので、「これを使いたい」と写真を送ったところ、仙台で実物を見られる場所を見つけてきてくださったんです。「こだわるものなら自分の目で見たほうがいいです」と、わざわざ一緒に付き合ってくださり、そのおかげで納得して購入することができました。
Q.お施主様がこだわった部分を教えてください。
一番こだわったのは、ステンレス製のキッチンです。当初は予算の関係で一部素材を変更する案をいただきましたが、ここは譲れないポイントだったので、リノベーションデザイナーさんに「どうしてもステンレスじゃないと」とお伝えし、ほかの部分でうまく調整していただきました。

また、家で仕事ができる環境づくりにもこだわりました。例えば、リビングにはマスターウォールというメーカーのテーブルを置いています。これはお部屋の雰囲気に合うよう色味にもこだわったアイテムですが、パソコンを置いても残りのスペースで食事ができるよう、大きさにもこだわって選びました。

それと、これは将来的な暮らし方を考慮してのことですが、リノベーションデザイナーさんにご提案いただきながら、住人が増えてもいいよう可変的な空間にしました。現在、東京の実家で両親が生活しているのですが、どちらか一人になってしまったとき、ここに越してきても住めるようにという工夫です。具体的には、今はひと続きになっているリビングスペースを2部屋に区切れるようにしました。いつ越してくるかはわかりませんから、最初から壁をつくらず、ロールカーテンを設置して仮で仕切れるようにしています。実際、友人が泊まりに来たときなんかは便利ですよ。

あとは、壁紙ですね。白い壁紙が嫌だったので、最初は「ぜんぶ色付きにしたい」と要望していたのですが、リノベーションデザイナーさんから「それだとすごく疲れますよ」とアドバイスいただいて、主に生活するリビングスペースには白いものを、寝室や書斎、トイレなどは色付きのものを取り入れました。寝室には一部柄物を使っているのですが、それもリノベーションデザイナーさんに「少し柄を入れると雰囲気が変わりますよ」と教えていただき、採用させていただきました。
Q.リノベーション住宅を選んでみての感想はいかがですか?
「自分が好きに住めるように」という思いでリノベーションをしましたから、満足度は高いですね。もちろん、リノベーションをするにしても、予算の関係ですべてを最初から叶えられたわけではありません。

ただ、だからこそ、自分が気に入った小物や絵を少しずつ買い集める楽しみがあります。「このスペースにはこれが合いそうだな」といったことを考えるのも楽しいですし、リノベーションをしたあとも「自分で住まいを作っている感」があるというか、家がちょっとずつできていく楽しさがあります。
Q.今回の住まいづくりで苦労されたポイントがあれば教えてください。
選択肢の多さと、予算との兼ね合いですね。たくさんあるアイテムの中から自分好みのものだけを選んでしまうと、やはり予算をオーバーしてしまうんです。例えば、スイッチはすべてアメリカンスイッチにしたかったのですが、それだと上振れてしまうんですよね。そうした部分は「お客さんから見える部分だけでよいのでは?」とリノベーションデザイナーさんにご提案いただきながら、少しずつ調整していきました。

また、一部の壁紙も予算から上振れてしまったのですが、N’s Create.さんには「当社でオーダーするとお金がかかりますが、こういう方法もあります」と、費用を抑えるための工夫もあわせて教えていただけたので、非常に助かりました。

ほかにも予算的に難しい部分がいくつかありましたが、途中からお金のことは気にせず、ひとまず自分が気に入ったものをリノベーションデザイナーさんにぶつけるようにしました。気に入ったアイテムの候補を3つほど選んで、「この中ならどれができますか?」とお渡しするようなイメージです。そうすることで予算内で実現できるものを選べましたし、デザイン的にマッチしない要望を出したときも「全体のテイストと合っていないかもしれません」と助言いただけてありがたかったです。
Q.これからリノベをされる方に向けて、アドバイスをお願いします。
特にお伝えしたいのは、「リノベーションデザイナーさんの言うことは聞きましょう」ということですね(笑)。先ほどこだわったポイントでお伝えしたように、私はもともと白い壁紙が嫌でした。ただ、アドバイスもあって採用したのですが、やはり単純な白には抵抗があったので、風変わりな素材を使うことにしたのです。それが、今では少し後悔しています。

具体的に言うと、水回りの壁紙をザラザラとした質感の和紙っぽい素材にしたのですが、いざ掃除をしてみると汚れが落ちづらいんですよね。「拭いたらきれいになるものにしましょう」というリノベーションデザイナーの言葉をきちんと聞けばよかったです。

壁紙はあくまで例ですが、リノベーションをするうえでは「暮らす」ということを現実的によく考えるのが大事なのではないかと思います。「生活する場所をつくるのは、そんなに簡単ではない」と実感したので、そこはやはり住まいづくりのプロのアドバイスに耳を傾け、そのうえでご自身が納得できる選択をするのがよいのではないでしょうか。

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