Classic × Simple
次世代に繋げるスタンダード
コロナの影響によって、家以外での活動が制限され、それらの活動を家の中で再現しようと試みてきました。家の中であらゆる活動を両立させようと様々な試行錯誤の結果、生活の幅を支えるには「柔軟性」と、今まで以上に「広さ」が求められているように感じます。
しかし、新築の場合、価格が高くて十分な広さが取れません。そのため、広さを諦めて立地を優先するケースは少なくありません。
一方で、仙台には「広さ」と「立地」を兼ね備えたポテンシャルの高い中古物件が数多くあります。
今回のリノベーションの舞台となるマンションもそのひとつです。1972年8月築 和室2間続き、洋室、リビング、ダイニングキッチン、大きな納戸を備えた100㎡超えの3LDK。この物件の「広さ」と「立地(景観)」を大切に、リノベーションしたお住まいの紹介です。
しかし、新築の場合、価格が高くて十分な広さが取れません。そのため、広さを諦めて立地を優先するケースは少なくありません。
一方で、仙台には「広さ」と「立地」を兼ね備えたポテンシャルの高い中古物件が数多くあります。
今回のリノベーションの舞台となるマンションもそのひとつです。1972年8月築 和室2間続き、洋室、リビング、ダイニングキッチン、大きな納戸を備えた100㎡超えの3LDK。この物件の「広さ」と「立地(景観)」を大切に、リノベーションしたお住まいの紹介です。
築 50 年
- CASE
- リノベーション済み物件
- ROOM
3SLDK→ 1LDK+WIC
112.14㎡
仙台の市街地は広瀬川の中流域にあり、都市と自然とのコントラストが魅力的な街です。そのため、こうした景観・立地が魅力のマンションが数多くあります。そんな中古マンションの価値を見直し、今の時代に合わせた活用方法のご提案です。
今の住空間には“柔軟性”が求められています。
環境の変化にあわせた新しい別の“標準的”な住空間を押し付けるのではなく、多様性を支える柔軟性です。
これからの住空間の在り方と向き合うと、決して無難な選択肢としてではなく、広々とした多目的に使えるスペース(=リビング)の重要性が見えてきます。個室を最低限に、家族それぞれが自由に過ごせるパブリックな空間を広く確保することで、住まい手が「暮らす」以外のほかの活動を両立させることができます。こういった考えをベースに、物件が持っている広さと景観ポテンシャルを大切にした結果、約30帖のリビングと、広瀬川を中心とした景観を楽しめる間口いっぱいに広がる窓を住まいの中心に据えた住まいが完成しました。
いつの時代も人々に愛されるクラシックでシンプルなデザインの住まい。
変わらない美しい景色をバックに広いひとつの空間で、家族の存在を感じ、時間と景観を共有しながらそれぞれが思い思いに時を過ごす、こんな暮らし方はいかがですか。
リノベーションコンサルタント
濱端 隼人