「家を買おうと考えていたものの(仕事で)全国を転々としていて。いずれ地元の仙台に戻ることを決めていたため購入できなかった」というオーナー様。
念願叶って地元に戻り、「仙台は妻が初めての土地だったので、まずは賃貸マンションに数年住んでから買おうと話していた」そう。そんなお試し期間を経て住みたい場所が決まり、いざお住まい探しがスタート。
しかし、「希望エリア内に条件に合う戸建てがなくて…中古マンションも視野に入れることにしました。でも、中古マンションを見ても目新しさがなかった」のだとか。また、ご夫婦ともに戸建て住宅で育ったこともあり、「やっぱり戸建てが良いねという話になり、希望エリア内の戸建て住宅に絞ることにしました」。
そんなとき、条件に合わないからと1年前に購入を見送った戸建て住宅が改めて売りに出されることを知って手を挙げました。
住まい探し
Story
はじめは弊社の中古マンションのリノベーション完成見学会に遊びにいらっしゃっていただいたお客様。
既に中古戸建てのお住まいの購入を進めていただいており、理想の暮らしづくりのためのリノベーション会社を複数ご検討いただいておりました。
見学会でリノベーションのこと以外にも暮らしの形などお話をじっくりお伺いさせていただき、お子さまの学区や暮らしの質を最優先にされたいこと、お仕事をご自宅でもされる可能性があるとのことで書斎スペースを作りたいことなどご要望をお伺いさせていただきました。
初めてお会いしてからお引き渡しまで約9ヶ月と長い時間を頂戴しましたが、ベースである断熱作業を含めて随所にこだわりを感じられるお住まいとなりました。
お子様と一緒にお庭で遊びながら現地でお打ち合わせをさせていただいたことが印象に大変残っており、これからの暮らしの様子をお伺いできるのが楽しみなリノベーションのお住まいです。
リノベーションコーディネーター
井上 直樹
住まいづくり
Design
お客様のご要望は、
「LDKは一体型。どこにいても家族の様子が見えるようにしたい」
お打ち合わせの初期段階では、既存の間取りに沿って元々の空間でLDKを、玄関を挟んで2間を和室のままでとのご希望を頂戴しておりました。ですが和室2室の占める面積も多く、滅多に使わない空間にするのは勿体ないと思い、和室一室を取り込んだLDKプランをご提案させていただきました。
全ての空間が回遊でき、なおかつ、どこにいても家族の気配が感じられる間取りになっています。
今回、改修するに当たって一番ポイントになったのは階段。
軽量鉄骨の建物のため、階段の登り口が移動できない事・空間のど真ん中に階段があり空間が分断される事が今回プランする上でネックでしたが、階段を視覚的にオープンにすることにより、広々としたLDKが出来上がりました。階段自体も一段目をステージにした事で、お子様の遊びスペースとして・来客時のベンチとして、色んな楽しみ方が出来るスペースとなりました。
和室の一間をリビングにした事で、隣の和室もリビングの延長で使いやすい空間になっています。
機能面では屋根と壁の断熱施工・LDKの床暖房設置など、年中通して快適に過ごせる様ご提案させていただきました。
リノベーションデザイナー
菅野 絵美